秘めごと type-m |
悟られてはならない。 あくまで、パートナーとして傍にいなければ。 あの約束は、その為のもの。 『生き残ったほうが、タリスマンを探す。』 本当は、目覚めさせるつもりはなかった。 でも 私の中のネプチューンは 確実にあなたを求めていた。 ・ ・・違う 私が、あなたを求めていたの。 体が、心が 思いとは裏腹に、求めつづけていたの。 「みちるは、今誰かに恋していないの?」 恋していないの。 私はちゃんと、笑えている? 「そう・・・。」 あなたって、本当に子供みたい。 すぐ顔に出るのよね。 顔を下に向けて何を考えているのか、私は知っているのよ。 なんて言ったら、人は自惚れだって笑うかしら。 『あなたに恋していてよ。』 そう言って、欲しかった? 「・・・はるかは?」 一瞬戸惑ったような顔をして、困ったように口元をほころばせる。 「さぁ、ね・・・」 本当に素直なのね。 そんな優しいあなたに、お願いがあるの。 「彼女、今夜あたり狙われるかもな。」 どんなことがあっても 「みちる。」 その心、忘れないで 「なぁに?」 それはとても大切で、何よりも愛しいものだから。 「今度恋人かって聞かれたら、是非ともYESって答えて欲しいな。 たとえ冗談でも、 「答えはいつだってNOよ。」 やれやれ、といつものように大げさに肩を落としてみせる。 「だって、私とはるかの関係は恋人以上なのでしょう?」 まずい、という顔。 「聞・・いてたの・・・?」 恥ずかしい、という顔。 何よりも愛しい、そのしぐさ。 「さて、これからどうする?」 タンデムシートに乗り、腰に腕を回す。 風が、動き出す。 大丈夫、あなたは私が守ってあげる。 |