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エアリアル |
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今まで自分が住んでいたところとは違う、異質な冷たい空気。 ひんやりとする。
「どうぞ、こちらでしばしお待ちくださいませ。他の方はもうお揃いになっております。」
そう一礼して、女は去っていった。
目の前にあるのは大きな扉。
王が決定なさったことだ。
この扉は、自分が新しい道へ入るための、起点だ。
ギィ・・・イと重苦しい音をたてて、開く。
「・・・?」
変な、違和感を覚えた。
「はじめまして。」
先客が二名。
「他にも・・・いたんだ・・・。」
どうぞ、と席を勧められる。
「わたしも、ここに来て知らされるまで知らなかったわ。」
緊張をほぐそうとしているのか、にこにこ微笑みながら、彼女は言う。
「ねぇ、名前はなんていうの?」
任につけば、失われるものだ。
「・・・二人とも、案内の方が戻ってこられたようよ。」
それっきり、その会話はなくなった。
「ようこそ来てくれたわね、三人とも。
女王にそれぞれ新しい名をもらった。
いきさつはこうだ。
ただし
地球から、それぞれの刻に生を受けた三名のセーラークリスタルを持つ戦士を差し出せ、と。
風の刻、海の刻、冥の刻。
月が統括する太陽系の中で、新しく三つの星が生まれたから。
それが、僕たちだった。
「・・・故郷と思えったって・・・どうぜ僕らは、捕虜かなんかなんだろ、この国では。
ネプチューン!と静かにプルートは咎める。
「だって、わたしたちはもう・・・地球の戦士じゃない、月の戦士なんだもの!
ぎゅうっと包み込んで、それ以上の発言をとめた。
「ごめん・・・ごめんよ、ネプチューン・・・。」
窓から見える星。
遠い。
「おはよう。よく、眠れた?」
まるで昨夜のやりとりを忘れたかのような、すがすがしい笑顔だった。
「まぁね。そっちは?」
クスクスと、笑う。
「今日は?星へ、あいさつ回りだっけ?」
ヒュンッと一陣の風。
「ねぇ。馬を借りて海にいかない?」
何よりも、彼女が馬に乗れるということに一番驚いたということは、
「小さいわね・・・。」
地球の海とは比べ物にならないほどに。
「ここでのわたしも、きっととても小さいわ。」
時間が経つのが早い。
「一緒に、生きよう?」
口から出た言葉に、自分で驚いた。
どうして突然。
彼女が、飲み込まれてしまいそうだったから?
振り向いて、じぃっと見つめ返してきて
「ええ。」
悲しそうに、笑った。
「わたしはね・・・。」
あなたを、殺したいわ。
瞳が、ゆらゆらと燃えている。
「・・・何?」
細まって
「ううん。
・・・帰りましょうか。」
違う。殺したいわけじゃない。
わたしは、あなたと死にたい。
水の中から抜け出して、跡をつけながら歩いてく。
生きて生きて、これでもかってくらい生きて、
あなたと、死にたい。
そう願うことは、いけないことかしら・・・?
「ネプチューン!」
「はい。」
右手をさしだす。
なぜって
だって、繋いでいたら
一緒に生きている、心地を肌で感じることが、できるから。
「・・・ええ。」
ゆっくりと、やわらかく
握り合った。
一緒に生きたいだなんて願わないから
最期だけは、わたしに頂戴?
「さっき、何を言いかけたの?」
「あのね・・・。」
君にだけ、教えてあげる
僕の、名前は・・・
書きたかったのは、最後のネプチューンの心の言葉。 彼女はこれから・・・というか近々二人(あ、三人だ・汗)は離れ離れになって二度と会えなくなることを知っていたら ということで書いてみました。 この三人に関しては、様々な解釈があると思うのですが、わたしのなかではこんな感じです。 もともと地球人だったんじゃないかって。 彼女たちの星には、人が住んでいないってあいりましたしね。(他の星はどうだかは書いてありませんでしたが・・・) と、ゆうわけで、もともと地球人だったのなら、その頃の名前があるのではないか!?というわけで書いてみましたー。 最後のほう、なんだか落ち切れてない感がありますが。。。
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